極上カメラ100 Ⅴ 【Konica HEXAR RF】
2013年 03月 07日
今回はニコンのカメラではありません。
さすがにもうニコンカメラはありません(笑)。
今回は今はなきメーカーKonicaの HEXAR RF(以下ヘキサーRF)を紹介します。
わたしのヘキサーRFは2年前の夏に中古店で元箱付き、スピードライト付きのモノを購入しました。
7万円台で購入したと記憶してます。
ご覧のとおり大きな擦れはなく、とてもきれいな状態でした。
おそらく前オーナーは大切使っていたのでしょう。
レンズは付属していなかったので、別の店舗でフォクトレンダー28mmレンズをこれまた中古品(新同品)を購入しました(こちらは3万円台)。
このシャッターダイヤルがたまりません~
数字などは全て彫り込みの刻印です。
電源スイッチ、露出補正ダイヤルなどは節度あるクリック感があって、ニコンF一桁シリーズと同じくらい(新しい分むしろ上を行く)の高級感があります。
材質はチタンボディでとても重みがあります。
大きさはニコンFMとほぼ同じ大きさですが、重量はヘキサーRFが重いです。
コニカはこのカメラをどのような思いで作ったのでしょうか?
「ライカには負けたくない」「一眼レフとは勝負しない」「使う人に使って欲しい」
色んな思いがあったと思いますが、私は決してライカに負けているとは思いません(ライカ使ったことないけど)。
絞り優先AE、自動巻き上げはライカにも為し得なかったこと。
ミノルタCLEにももちろん勝っていると思いますが、CLEの人気は今でもありますよね~。
CLEはライカの雰囲気が少なからずあるからだと思います(ライカってやっぱりすごいな!)。
1999年に発売されたフィルムカメラでしたが、みなさんご存じのとおり、その後カメラはデジタル化の大波が怒濤のごとく押し寄せ、フィルムカメラ自体の需要がなくなって2005年には販売が終わりました。
2003年にコニカとミノルタが合併しコニカミノルタと社名を変え、2006年にカメラ事業から撤退しました。
コニカは日本で初めてフィルムを発売したメーカー、そして一眼レフに初めて自動巻き上げ(ワインダーを内蔵)を搭載したメーカーでもあります。
ミノルタは世界で初めて本格的なレンズ交換式一眼レフαシリーズを発売して低迷していた一眼レフカメラに活を入れて業界を目覚めさせたメーカーでした。
時代は残酷なもので、乗り切れなかったメーカーは過去の歴史なんか関係なく飲み込まれてしまうのです。
わたしが買った、フォクトレンダーの28mmf/2レンズはとてもコンパクトです。
この1年ヘキサーRFにフィルムを通していないので、桜の時季になったら持ち出そうかな~。
■ Nikon D700
● Ai Micro-Nikkor 55mm f/2.8S
で撮影