極上カメラ100 Ⅵ 【CONTAX T3】
2013年 04月 06日
シャッターボタンすぐ前の傾斜はTカットと呼ばれています。
実は、CONTAX Tはあまり売れなくて、1990年に発売されたT2で高級コンパクトのジャンルを確立しました。
その後、各メーカーから高級コンパクトカメラが続々と発売されました。
T2はロングセラーとなり、11年後の2001年にT3が登場しました。
デジタル時代には考えられないくらいの商品サイクルでT3が出たのですが、その後皆さんご存じのとおり、デジタルカメラの
怒濤の波が押し寄せ、T3はあまり売れないまま2005年に販売が終了しました。
ニコンと違って奇数番に弱いコンタックスTシリーズでした。
(1993年にズームレンズバリオゾナーを搭載したTVSが販売されその利便性からこちらが人気に…。その後TVSⅡ、1999年にTVSⅢが販売開始)
このT3は2002年に新同品の中古で55,000円で購入し、Nikon D70を買うまでかなり使い倒しました。
酷使したわりには、傷が入りにくく綺麗な状態を保っています。
ただ、今は電源を入れてもレンズが繰り出さないままで、故障状態です。
レンズバリアの故障はT3は多く発生しているようで、これから購入する方は気を付けてください。
なお、メーカーは2015年3月までメンテナンス、修理受付をするそうです。
一眼レフはNシリーズ、Aria,RXⅡ以外はメンテナンス終了しているのでご注意ください。
(645もメンテ継続中!)
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前面パネルから底面にかけてもTカットがされている。
わたくし的には外観デザインはT2、TVSⅡ、Tix、T、TVSⅢ、T、T3の順に好きです。
T3は写りが抜群に良いのですが、外観はいまいち好きではありません。
T3はTシリーズ唯一、前面と後面パネルを張り合わせた、モナカ構造になっているので、正面から見ると横のラインが存在しないため
ヌメっとした印象があるんですね~。
電源ボタンを兼ねたダイヤルが抜群に使いやすい!
100ステップを超える、AF測距とZEISS T*レンズで、一眼レフと同じ描写力でした。
現代のコンデジと大きさ比べ。
(T3)フィルムカメラは小さいな~
T3相手じゃ、でかいコンデジのP7000に分が悪いですね(笑)
元箱のZEISSのロゴが誇らしげ。 京セラのロゴが寂しげ。
データバックは写真整理のために後から買い足ししました。 それくらい、当時はフィルム使っていたんですね~。
オーナーが放置していても、データバックは時を刻んでいました…
■ Nikon1 V1 で撮影